美的束縛の世界「緊縛 SHIBARI」
縄の太さについて
緊縛において「正しい方法」や「唯一の正解」はありませんが、以下のポイントを参考にしてみてください。
- 最も一般的な直径は約6mm
- 6mmのロープは柔軟性が高く、さまざまな緊縛に対応できるため、多くの方に使用されています。
- 5mmのロープを好む人もいる
- 5mmはより強い締め付け感があり、見た目の印象も異なるため、あえて細めのロープを選ぶ方もいます。
- 吊り用サポートライン(アップライン)には8mmが推奨される
- 多くの経験豊富な縛り手は、吊り用のサポートラインとして8mmのロープを推奨しています。ただし、6mmを使用する方も少なくありません。
- 体型に応じたロープ選び
- 体型が大きい場合、フロアワーク(吊らない緊縛)であっても、直径8mmや10mmのロープを検討するとよいでしょう。太めのロープを使用すると、圧力が広範囲に分散され、より快適に感じられます。
- ただし、太めのロープは結び目が大きくなり、かさばる点には注意が必要です。
縄の長さについて
緊縛において、同じ縛り方でも体格によって必要なロープの長さが異なることを理解しておくことが大切です。
例えば、身長183cmのボディビルダーと身長150cmの小柄な方では、同じ縛りを行う場合でも必要なロープの長さが大きく異なります。そのため、「ちょうどいい長さのロープ」を決めるのは難しく、状況に応じてロープを延長したり、余ったロープを活用するテクニックを身につけることが重要です。本サイトでは、こうしたテクニックも多数紹介していますので、参考にしてください。
- 手首や足首の縛り用:約3m/ウィングスパン(注1)の2倍
- 手首や足首の縛り、柱に固定する際に最適。特別な用途がない限り、多くの縛り手はこの長さのロープを2~3本用意しています。
- 太ももや膝の縛り用:約4.5m/ウィングスパンの3倍
- 太ももや膝の縛り、ウエストベルトとしての使用、またはロープを延長したいときに便利です。
- 全身を使う縛り用:約9m/ウィングスパンの5倍
- ハーネス(注2)や全身を使う縛りに適しています。特に決まった名称はなく、一般的に「縄」と呼ばれます。
注1: ウィングスパン(Wingspan) とは、 両腕を左右に広げたときの指先から指先までの長さ のことを指します。
注2: ハーネス(Harness) とは、体にフィットするようにロープを巻きつけた構造 のことを指します。緊縛においては、主に上半身や腰、脚などにロープを編み込むように固定する技法を指します。