美的束縛の世界「緊縛 SHIBARI」

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美的束縛の世界「緊縛 SHIBARI」

緊縛 SHIBARI 〜日本文化としての側面〜

「緊縛(Shibari)」は、海外では相撲や歌舞伎と同じように、日本の伝統文化の一つとして捉えられています。

「緊縛が日本文化?」と驚かれる方もいるかもしれません。しかし、緊縛を単なる技術ではなくアートとして紐解いていくと、その背景には日本独自の美意識や伝統が見え隠れしています。

本ページでは、緊縛と日本文化の関係について深く探っていきます。

縄の太さについて

緊縛において「正しい方法」や「唯一の正解」はありませんが、以下のポイントを参考にしてみてください。

  • 最も一般的な直径は約6mm
    • 6mmのロープは柔軟性が高く、さまざまな緊縛に対応できるため、多くの方に使用されています。
  • 5mmのロープを好む人もいる
    • 5mmはより強い締め付け感があり、見た目の印象も異なるため、あえて細めのロープを選ぶ方もいます。
  • 吊り用サポートライン(アップライン)には8mmが推奨される
    • 多くの経験豊富な縛り手は、吊り用のサポートラインとして8mmのロープを推奨しています。ただし、6mmを使用する方も少なくありません。
  • 体型に応じたロープ選び
    • 体型が大きい場合、フロアワーク(吊らない緊縛)であっても、直径8mmや10mmのロープを検討するとよいでしょう。太めのロープを使用すると、圧力が広範囲に分散され、より快適に感じられます。
    • ただし、太めのロープは結び目が大きくなり、かさばる点には注意が必要です。

縄の長さについて

緊縛において、同じ縛り方でも体格によって必要なロープの長さが異なることを理解しておくことが大切です。

例えば、身長183cmのボディビルダーと身長150cmの小柄な方では、同じ縛りを行う場合でも必要なロープの長さが大きく異なります。そのため、「ちょうどいい長さのロープ」を決めるのは難しく、状況に応じてロープを延長したり、余ったロープを活用するテクニックを身につけることが重要です。本サイトでは、こうしたテクニックも多数紹介していますので、参考にしてください。

  • 手首や足首の縛り用:約3m/ウィングスパン(注1)の2倍
    • 手首や足首の縛り、柱に固定する際に最適。特別な用途がない限り、多くの縛り手はこの長さのロープを2~3本用意しています。
  • 太ももや膝の縛り用:約4.5m/ウィングスパンの3倍
    • 太ももや膝の縛り、ウエストベルトとしての使用、またはロープを延長したいときに便利です。
  • 全身を使う縛り用:約9m/ウィングスパンの5倍
    • ハーネス(注2)や全身を使う縛りに適しています。特に決まった名称はなく、一般的に「縄」と呼ばれます。

注1: ウィングスパン(Wingspan) とは、 両腕を左右に広げたときの指先から指先までの長さ のことを指します。

注2: ハーネス(Harness) とは、体にフィットするようにロープを巻きつけた構造 のことを指します。緊縛においては、主に上半身や腰、脚などにロープを編み込むように固定する技法を指します。